彼女は急に死んだんだ
みんなはこう思ってる
吐息が空気に混じるように
夢が現実にとろけるように
海に一滴の水が落ちるように
急に
急に死んでしまったと
だけどホントは違うんだ
ボクだけそう知っている
ボクだけそう思ってる
彼女が死んだ理由とは
気づいてしまっただけなんだ
彼女はいきなり自殺した
遺書も書かずに死んだんだ
みんなは彼女を無口という
みんなは彼女を真面目という
孤独に押し潰されたのだと
だけどホントは違うんだ
彼女にボクは聞いたから
自殺のヒントを聞いたから
彼女は言った
私は特別な人間なの
と
彼女は言った
私は天才なの
ってね
だけど気づいてしまったんだ
きっと気づいてしまったんだ
自分が吐息でないことに
自分が夢でないことに
自分が一滴の水でないことに
自分が空気の側にいたと
自分が現実の側にいたと
自分が海の側にいたと
だから
だから死んだ
自殺した
気づいたんだ
彼女はきっと
気づいたんだ
頭が良すぎたから
自分が天才でないことに
自分の存在が
見下していた側にいたことに
だから死んだ
彼女は絶望した
きっと
きっと誰にも分からないくらいに深く
深く
深く
深く
ボクだけそう知っている
ボクだけそう感じてる
なぜならボクも同じだから
同じ種類の人間だから
彼女の囁きが聞こえた気がする
彼女のメッセージ
次はあなたの番
彼女のつぶやき
早くこちらへ来てみなさい
魅惑な言葉
悪魔の誘い
同情と友情と
ありったけの怨みを込めた
ボクと彼女の
秘密の呪い
みんなはこう思ってる
吐息が空気に混じるように
夢が現実にとろけるように
海に一滴の水が落ちるように
急に
急に死んでしまったと
だけどホントは違うんだ
ボクだけそう知っている
ボクだけそう思ってる
彼女が死んだ理由とは
気づいてしまっただけなんだ
彼女はいきなり自殺した
遺書も書かずに死んだんだ
みんなは彼女を無口という
みんなは彼女を真面目という
孤独に押し潰されたのだと
だけどホントは違うんだ
彼女にボクは聞いたから
自殺のヒントを聞いたから
彼女は言った
私は特別な人間なの
と
彼女は言った
私は天才なの
ってね
だけど気づいてしまったんだ
きっと気づいてしまったんだ
自分が吐息でないことに
自分が夢でないことに
自分が一滴の水でないことに
自分が空気の側にいたと
自分が現実の側にいたと
自分が海の側にいたと
だから
だから死んだ
自殺した
気づいたんだ
彼女はきっと
気づいたんだ
頭が良すぎたから
自分が天才でないことに
自分の存在が
見下していた側にいたことに
だから死んだ
彼女は絶望した
きっと
きっと誰にも分からないくらいに深く
深く
深く
深く
ボクだけそう知っている
ボクだけそう感じてる
なぜならボクも同じだから
同じ種類の人間だから
彼女の囁きが聞こえた気がする
彼女のメッセージ
次はあなたの番
彼女のつぶやき
早くこちらへ来てみなさい
魅惑な言葉
悪魔の誘い
同情と友情と
ありったけの怨みを込めた
ボクと彼女の
秘密の呪い
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Re:のろわれてたのか。
思春期や社会に直面した時、この壁に突き当たると思います。
良い意味でプライドを捨てる事の出来ない人、無菌室で人工培養みたいな環境で育った方には辛い世界です。
社会は不条理ですからね。
それでも自分を天才と信じる一部の奇特な方が、本当の天才なのかも知れませんし、頭がイカれている人かも知れません。
どうか私が後者でありませんように……って、心を病んでる時点で無理な話でしょうかねw
良い意味でプライドを捨てる事の出来ない人、無菌室で人工培養みたいな環境で育った方には辛い世界です。
社会は不条理ですからね。
それでも自分を天才と信じる一部の奇特な方が、本当の天才なのかも知れませんし、頭がイカれている人かも知れません。
どうか私が後者でありませんように……って、心を病んでる時点で無理な話でしょうかねw