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空の青さが、やけにムカツク

『揺れるココロ、と高鳴るドウキ』__完全自作の小説・詩・散文サイト。携帯からもどうぞ。
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 とりあえず生きていなければ
 どうにか生き続けなければ
 そのようにして今ぼくは生活を送っている
 蛞蝓みたいに地べたを舐めて
 夏の暑い日に干からびないように

 いっそ誰かに塩を振ってもらえたら
 ぐずぐずに溶けてしまえたならば
 しっぽを振った犬の気持ちですり寄るだろうか
 きれいに消えるような甘い誘惑ならば
 苦痛がないなら浴びただろうよ

 いつも誰かに甘えて寄りかかり
 覚悟もなく怠惰の才を発揮している
 新天地を求め干からびて死ぬ蚯蚓ほどの大望もなく
 安全地帯に囲まれて世界を覗いている
 とびきりの無害さを装って

 装うならば甲冑に身を包み
 せめてもの気概を露わにしてみれば
 出てくるものは聞く者を辟易させる愚痴ばかり
 いつからか戦い方を忘れている
 いつからだろう生き方を忘れている

 いつしか手にとる武器は脂肪にまみれ
 汚泥の中で価値を喪失していた
 いつかは戻り立ち上がれるだろうことを夢見ていた
 しかし夢は夢で終わりつつある
 違う夢の中にいるジャンキーのように
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